漢方医学では顎関節の部位は手の少陽三焦経:翳風(えいふう:TE17)、右眼(眉の外側)は、同じ経絡の糸竹空(しちくくう:TE23)というツボです。
つまり、三焦経という消化器系の経絡のトラブルであり、特に右側は、肝臓にも関係するので、柴胡剤という漢方薬のグループが有効と思われます。
今思い浮かぶのは、柴胡疎肝湯という処方ですが、エキス剤がないので、煎じ薬か、エキス剤を組み合わせてその方剤に近いものは出せます。状況に応じて黄連剤のグループも必要かも知れません。
痛みは全て、気血水の滞りであり、冷えや湿気や急激な温度変化で出易くなり、固定性で暑くなると痛みが増す場合は瘀血のこともあります。
診察させていただければ、何らかの解決策はあると思います。