フォーラムへの返信

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  • 返信先: 交換輸血が必要な時 #2272
    けんご(院長)
    キーマスター

    タツノオトシゴという名前は、私が辰年生まれだからです。幸い麻痺は残っておりません。ご心配いただきありがとうございました。
    未熟児の黄疸は、よくあることなのですね。私の場合は、昔ということもあって治療がままならなかったのかもしれません。
    丁寧なご回答、ありがとうございました。

    返信先: 交換輸血が必要な時 #2270
    けんご(院長)
    キーマスター

    タツノオトシゴというメールネームをお伺いして、今でもアテトーゼ麻痺の症状が強く、肩こりなどお辛いのではないかと、心配でなりません。大丈夫ですか。側彎や変形は強くないですか。慢性的に頭痛がするようなことはありませんか。自分は小児神経専門医ですので、アテトーゼ麻痺がどの様なものかよく分かります。メール出来るくらいですからきっと軽症の麻痺だとは思いますが。
     さて、ご質問の黄疸ですが、成熟新生児でも新生児黄疸があります。胎児の赤血球が新陳代謝で破壊されて黄疸色素ビリルビンが出来るのですが、妊娠中は、胎盤を介してお母さんの肝臓でも処理されるので黄疸にならないのです。出生時に胎盤血が流れ込みすぎて新生児多血症になると、破壊される赤血球の量が増えて強い黄疸になることがあります。ましてや未熟児の場合は、肝臓のビリルビン代謝機能がさらに弱いために、正常新生児以上に強い黄疸が出やすいと言えます。現代の未熟児医療では黄疸が出るのは当然と考え、早期から光線療法や交換輸血を積極的に行っています。従って原因は未熟児だったからだと思います。たまたま、自分の肝臓で処理しきれないくらいの多血状態(胎盤血の過剰流入)か何かがあって、一過性に急激に胎児赤血球が代謝されたためと、肝臓も未熟だったために、黄疸が強くなったのではないかと思います。重ねて申し上げますが、未熟児では黄疸が強く出ることは、よくあることなのです。現代は新生児医療が発達しているので、未熟児・新生児集中治療室でしっかり管理されれば、ほとんど核黄疸になることはありません。薬はどの様なものか分かりませんが、影響は少ないのではないでしょうか。

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