7月の猛暑と梅雨(令和6年7月)
7月7日、七夕の日に、大阪、あべのハルカス25階会議室に行ってきました。写真はそこから見えた景色です。
日本小児漢方懇話会に現地参加し、シンポジウム「起立性調節障害」の座長(司会)をしてきました。
大阪の空は晴れわたり、遠くに大阪湾と明石大橋、淡路島、四国の鳴門がハッキリと見えて、南には奈良の山並みが遠望できました。
起立性調節障害ODは10から16歳に多発する年齢依存性の小児心身症です。総合診療(医学書院の医学雑誌)2024年4月号に、「困ったときの漢方」という特集で、「各論12:小児の心身症に使える漢方薬は?」と題して、詳細な漢方薬の使い方を投稿しました。 小児の心身症には、自然治癒力を高める漢方アプローチが適していて、小児の心身発達を促すことができ、さらに心身を逞しくする効果が期待できるというお話を書きました。
大阪はとても蒸し暑かったのですが、ビルの中は寒いぐらいで、スーツにネクタイでした。まだ梅雨が明けていませんが、今年は、外気温と室内温の温度差がとても大きいので、冷房によって頭痛や肩こりが悪化したり、お腹を冷やして下痢が止まらなくなったり、大きな気温差と湿気の影響が強くて、衣服などの調節だけではとても間に合いません。
そのようなときに、頭痛がすぐに止まったり、めまいが治まったり、重だるさが軽くなったり、下痢がおさまったりする、頓服で飲める漢方薬があります。さらに、保険適応病名が「暑気あたり」という漢方薬もあります。
これだけ気温が高いと、誰でも熱中症になる危険がありますから、漢方薬を飲んで、いっしょに酷暑を乗り越えましょう。