三寒四温の3月(令和6年3月)

 3月は、3日のひな祭り、桃の節句を過ぎて、5日の啓蟄(けいちつ)を過ぎた翌日6日に関東で雪が降り、まさに三寒四温の大きな気温変動が続いています。

 胃腸が弱く、浮腫みやすい人ほど、激しい気温差の影響を受けやすく、頭痛やめまい、耳鳴などを悪化させやすくなりますが、このような気象ストレスには、漢方薬がとてもよく効くことがあります。

 スギ花粉症も本格化してくるので、西洋医学的には抗ヒスタミン薬を多用しますが、口渇や眠気の副作用があるので、当院では漢方薬の併用をお勧めしています。

 また、春先は冷えのぼせ(顔面紅潮)が強くなる季節でもあり、吹き出ものが増えたり、月経痛が悪化したりしやすくなります。月経痛に対して、毎月、鎮痛剤を連用していると、低体温になって、鎮痛剤が効きにくくなってしまいます。
 漢方薬で冷え症を解消しながら、月経痛を軽くして、シミソバカス、吹き出ものを出にくくする漢方薬もありますから、ぜひ遠慮なく、ご相談ください。