春の花粉症シーズン始まる(令和7年3月)

2月下旬から急に気温が上昇して、一気にスギ花粉の大量飛散が始まったようです。茨城県は平年より飛散量が多いと予測されています。
抗アレルギー薬の代表格である抗ヒスタミン剤には、眠気の出るものがあります。 脳内ヒスタミン神経は、脳全体を活性化して、認知機能や学習機能を高め、痙攣抑制機能を発揮します。したがって、眠気の強い抗ヒスタミン剤を飲むと、記憶力が低下し、イライラして切れやすくなり、食欲を増加させ、熱性けいれんを誘発する可能性があります。
鼻水を止めるお薬は、抗ヒスタミン剤の他に、西洋薬ではDL-塩酸メチルエフェドリン(メチエフ®)があり、漢方薬では小青竜湯や葛根湯、麻黄湯があります。漢方薬の生薬成分である麻黄(学名エフェドラ)の主成分のエフェドリンにメチエフと同等の鼻水を止める作用があります。
さらに小青竜湯には、単に鼻水を止めるだけで無く、NGF(神経成長因子)を増加させて、アレルギー体質を決めるTh1/Th2バランスを、Th1優位にシフトさせ、特異IgE抗体を減少させるので、長く服用すると、アレルギー体質そのものを軽減する働きがあります。
眠気の少ない抗アレルギー薬と漢方薬を上手に併用すれば、アレルギー体質そのものを少しずつ改善していくことができます。漢方薬だけでも対応できますから、気軽にご相談ください。