抑肝散加陳皮半夏の臨床応用

 抑肝散加陳皮半夏の臨床応用
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抑肝散加陳皮半夏の臨床応用
中国で生まれた抑肝散よりも、日本で工夫開発された抑肝散加陳皮半夏の方が、虚弱小児と認知症の高齢者に適していると思われる理由

日本は四方を海に囲まれ、湿気の影響(湿邪)を受けやすいので、虚弱小児や女性は湿邪と寒邪が合わさる痰飲の病態になりやすい。
漢方医学では、認知症(健忘症)は五臓の「心」に痰飲が詰まって生じるものとされている。
痰飲の代表処方である二陳湯は、「陳皮、半夏」を主薬としている。
血管障害性認知症で抑肝散加陳皮半夏に紅参を加えて、記憶が改善した報告がある。

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