立冬を迎えて(令和6年11月)

 11月3日「文化の日」は日本国憲法制定の日ですが、日本が西欧列強からアジアを救おうと立ち上がった大東亜戦争までは、11月3日を「明治節」といい、明治天皇誕生日で、日本が神道精神の伝統を大切にしながら、西洋文明を取り入れて国力を高めた明治天皇を讃える日でした。

 米国では、新自由主義(社会主義)のグローバリストを抑えて、アメリカ・ファーストと唱え、ナショナリストと呼ばれるトランプ氏が大統領に当選しました。現在の日本は、アメリカ以上にグローバリストが政治や経済の世界に広がり、日本の神道精神の良き伝統や文化を無視した、政治や経済活動、社会運動が広まっています。
 もうそろそろ日本も、神道精神の伝統を再認識して、日本ファーストと唱えるナショナリストが政治のトップに立って、皇室神道の祭祀としての天皇陛下を、真のナショナリストとして尊崇することの大切さが理解できる人々が増えて、明治や昭和の大復興期の時のように、日本の国力を高めて世界のトップに立ち、「和をもって尊し」とする平和国家となり、世界中から尊敬される豊かな日本、卑怯を憎み惻隠の情を大切にする国柄の日本にしたいものです。

この文章を書いたら、院長は右翼かとスタッフに言われました。私は右翼ではありません。そこで『「リベラリスト=左翼:民主主義、ナショナリスト=右翼:国粋主義」とぃう観念を超えた真の世界平和をもたらすことのできるトランプ氏と日本の伝統』についてを、ブログに詳しく書きました

 今日7日は「立冬」で、今日から2月の節分までが暦の上の冬になります。今年は南米ペルー沖の海水温が低くなる「ラニーニャ現象」が発生しているので、日本付近では、冬型の(西高東低)気圧配置が強まり、寒気が南下しやすく、平年より気温が低くなるので、大雪になる傾向があります。また、低気圧が北日本付近で発達しやすく、荒れた天候になりやすいようです。

 立冬から、漢方的には冬の『閉蔵』の働きが始まります。閉蔵とは、森羅万象が戸を閉ざして、春の『発陳』まで、陽気を蓄え、潜伏させ、熟成させて、春の芽吹きの時期に一気に開花できるように、エネルギーを蓄える働きです。
 病気にならない健康な心身を保つために、大自然の四季の変化を受けいれて、四季と調和して生きることがベストだと漢方医学の病態生理学の古典である黄帝内経素問に書かれています。
 素問の四氣調神大論篇第二に、冬は①早く寝て、朝は遅く起きて、必ず太陽が昇り、日の光がさすのを待つこと。②陽が昇って大地が温まってから行動開始するようにして、寒気から身を守ることにつとめる。③自分の意思は潜み隠すようにして、私意があるかの如く振る舞い、立志の思いを内に膨らませて春を待つ心でいること。④寒気を去って温かいところに居て、しかし、汗をかきすぎて皮膚の氣を漏らすことなく、陽気が奪われないようにすること。が冬の養生の基本だそうです。
 そのための漢方薬がありますので、寒さによる体調不良を感じたら、早めにご相談くださいね。