新興ウイルス感染症への対応

基本的な考え⽅
新型コロナウイルス感染症の5類移行によって社会的ルールは変更されましたが、ワクチンや過去の感染免疫を凌駕する新型コロナウイルスKP.3が、今まで以上の高い感染力で流行し第11波と言われています。
 当院では、コロナの無症状感染者がいることを前提として感染対策を継続しています。院内では可能な限りマスクを常時着⽤してください。

 さらに、地球の温暖化、日本の夏の灼熱化により、致死率の高い高病原性ウイルス感染症流行の危険性が高まっています。当院では、新たな感染症がいつ流行しても良いように、クリニック内を次亜塩素酸水ミスト(エコル)、ジアイーノ(パナソニック)複数台で、常時、空間除菌、付着物除菌を行っています。

当院での感染症診療体制
新型コロナウイルスの特徴であるエアロゾル感染に対する配慮から、院内の空間除菌や発熱外来のPPEの着⽤など、有効とされる感染予防機器の使⽤を継続しています。さらに、感染者との動線を分けるため、診療時間を分ける発熱外来を継続しています。

新興ウイルス感染症への漢方薬の効果
 ウイルス感染に対する漢方薬の効果は、人の自然免疫力・治癒力を高めるもので、①感染初期のサイトカインストーム抑制による炎症症状の軽減、②オートファジー機能亢進による細胞内ウイルス消去、③リンパ免疫系機能亢進による特異抗体産生促進と二次感染予防、と大きく3つの働きが期待でき、ウイルスの種類に無関係に、人の自然免疫系に働くものですから、ワクチンが間に合わない時期から対処可能です。感染症の漢方治療(当院治療方針)